【プレスリリース】i-nest capitalが「SUN METALON Inc.」へ追加出資
i-nest capitalが、金属の製造・リサイクルにおけるCO2排出量を削減し、循環型サプライチェーンを実現する「SUN METALON Inc.」へ追加出資
2024年10月3日
i-nest capital株式会社
i-nest capital株式会社(読み:アイ・ネスト・キャピタル、本社:東京都目黒区、代表:山中 卓、以下i-nest capital)は2024年9⽉、同社1号ファンドである「i-nest1号投資事業有限責任組合」を通じ、SUN METALON Inc.(読み:サンメタロン、本社:米国マサチューセッツ州、CEO: 西岡 和彦、以下SUN METALON)への追加投資を実行いたしました。
■ 低コスト・低 CO2 を実現する独自加熱技術により、金属業界の脱炭素化を先導
日本の鉄鋼業界でキャリアを積んでいた現SUN METALON社 CEO・西岡氏が設立した同社は、金属業界の脱炭素化を推進するディープテックスタートアップです。低コスト、低CO2、省スペースを特徴とする独自の金属加熱技術によって、金属の製造・リサイクルにおけるCO2排出量を大幅に削減し、より効率的な循環型サプライチェーンを実現します。2021年の創業以来、アメリカと日本を拠点に事業を展開しています。
SUN METALON独自の金属加熱技術は、微小な切削屑やスクラップを、既存技術比でエネルギー消費量を大幅に削減する超高効率な手法で加熱し、不純物等を分離・除去することが可能です。同社では本技術を活用した金属リサイクルプロセスを確立しており、金属加工の過程で生じた廃金属を再利用可能な金属資源として蘇らせることで、循環型サプライチェーンの実現を後押しします。同社は既に日本のものづくりメーカー数社に装置を販売済で、2025年には改良量産機をリリース予定です。
同社は今回の調達資金を、主に加熱プロセスの顧客企業への導入と、自社工場における地域の金属資源を用いた金属製造の2つの取り組みに活用します。これらの事業展開における日米での人的リソースの拡充および製造能力の増強を通じて、脱炭素化・循環型社会の実現をより一層加速させる計画です。
■ i-nest capitalは豊富なノウハウ&ネットワークで成長を支援
i-nest capitalは、先端技術の活用を通じて、新産業の創造や社会課題の解決を目指すベンチャー支援を重点投資領域の一つとしています。
金属業界は有史以来、人類の発展を根本から支える基盤産業でありますが、現在、脱炭素化の実現と循環型サプライチェーンへの転換という2つの大きな課題に直面しています。金属産業由来のCO2が世界の排出量の約10%を占める中、その削減が急務となっているほか、近年の地政学的リスクの高まりから、従来のグローバルサプライチェーンからの転換が求められています。これらの課題を同時に解決する有力な策として注目を集める金属リサイクルの市場は、環境意識の高まりと需要拡大に後押しされ、今後52兆円規模への成長が見込まれます
i-nest capitalは今回の資金提供に加え、各パートナーの豊富な支援実績及び広範なネットワークを活かして、SUN METALONの企業価値向上に貢献してまいります。
■ SUN METALON Inc.(サンメタロン)
- Webサイト:https://sunmetalon.com/jp
- 連絡先: info@sunmetalon.com
- 設立:2021年2月
- 代表者:CEO 西岡 和彦(にしおか かずひこ)
■ i-nest capital株式会社(アイ・ネスト・キャピタル)
- Webサイト:https://www.i-nestcapital.com
- 連絡先:info@i-nestcapital.com
- 設立:2019年5月
- 代表者:代表取締役社長 代表パートナー 山中 卓(やまなか たかし)